蔵前工業会 平成16年度窯業同窓会総会 議事録
−平成16年6月26日−

日 時:平成16年6月26日(土)14:00〜19:30 
場 所:東京工業大学大岡山キャンパス・西9号館

総会(14:00〜15:00)    写真紹介

1. 鈴木弘茂会長挨拶
 窯業も視野を広める必要があり、同窓会活動も人的ネットワークを広げ、関係者に満足していただける活動にしていく。 時代に沿うため、組織の若返りを図り、体制を確立する。

2. 定例前行事
 物故者哀悼 15名
 各賞受賞者の紹介
   渡部俊也氏:内閣総理大臣賞(産学連携功労者)
   木口賢紀氏:平成15年度日本セラミックス協会進歩賞
   坂井悦郎氏、大門正機氏、盛岡実氏:2004年日本コンクリート工学協会賞(論文賞)
 優秀学士論文の表彰 石川元樹君 久保田真一君
 卒業50周年記念記念品贈呈
   卒業者14名、対象者13名(物故者1名)
   代表して原田賢氏が挨拶された。
 最近の学内の動き 柴田教授
   無機材料工学科のホームページを開設した。
   教授陣の欠員分はほぼ埋まり、体制が出来た。
   就職状況−セラミックス分野に留まらない各方面に就職

3. 平成15年度事業報告並びに決算報告
 事業報告 鈴木会長
   情報伝達の活発化
 会誌をホームページに掲載するなど、IT活用を進めている。
   全会員平等サービス
 関東の年配者中心にならないよう、地方の方や若い方に活動を広げていく。
   新事業計画
 勉強会のような情報交換の場を検討中で、H16年度にスタートさせたい。
   同窓会事務局支援
 各支部報告
   関東支部 尾島支部長 エコセメント見学会、総会・講演会等実施
   東海支部 石井支部長 総会・講演会実施 若者の参加拡大に注力
   関西支部(未発足)堀江氏 発足に向けアンケート募集等活動中
 決算報告 山内幹事
   次年度繰越5,592k\となり、373k\増加

4. 平成16年度事業計画並びに予算
 事業計画 鈴木会長
 同窓会会員名簿の発行
 関東支部事業への協力および地方支部活動への支援と連携強化
 新規事業「情報交換会・勉強会」への積極支援
 10月開催のワグネル記念顕彰行事を支援
 予算 山内幹事
 新名簿発行費として2,350k\、情報交換会・勉強会に200k\、
 収入に名簿への広告掲載料450k\見込む

5. 規約改定 原学年幹事
 「顧問」を設ける

6. 役員改選
 会長留任、顧問に中澤氏など数名を任命

7. その他
 窯業同窓会若手勉強会の企画 江上学年幹事
 インターネットを利用した情報交換を主体とする。
 キックオフ等で交流会を実施する。

講演会(15:00〜17:20)東工大デジタル多目的ホール

1. 東工大法人化と今後のビジョン 東京工業大学 下河辺 明 副学長
 長期目標である「世界最高の理工系総合大学」に向けての改革に対し、法人化を好機ととらえているとして、運営体制、人員、予算、研究内容、実力評価等を説明された。抽象的な方針説明になりがちなこの種の話を具体的な数値を出して細かくかつ理解しやすく話された。大学改革への取り組みに懸命になっている様子がうかがえた。

2. 技術経営(MOT)教育の意義と東工大での展開
 最近注目されている「技術経営」の意味や東工大での教育の特徴について説明された。欧米の教育法のコピーをせず、独自の教育を確立するとの方針で、教材作成に重点を置いていることを具体的事例により詳しく話された。実際の教材作成等に加わった学生達本人の生々しい体験談が加わり、迫力のある講演となった。

懇親会(17:30〜19:30)東工大第一食堂
 ワグネル先生の像の前において記念写真を撮った後、懇親会に移った。鈴木会長の挨拶、渡部俊也氏のお話の後、中澤顧問の乾杯で開始した。会は来賓の方々、支部代表、その他の方々のお話を戴きながら進行した。会場には昔懐かしい写真もパネルで飾られ、出席者は話の合間に眺めていた。MOT教育の講演で話された学生も加わり、楽しい一時となり、瞬く間に2時間が経過した。

以上